きつい仕事はバイト楽な仕事は正社員というわけではなく

私はフェリーのバイトをしたことがあります。夏の期間だけのバイトだったのですが、とても良い経験になりました。友人の父が働いていた会社で募集のあった船でのアルバイト。きっと良い経験になるからと、友人の父が申し込んでくれたのです。

初めて乗船するときにはフェリー会社で正職員の人と面会し、それからフェリーに連れていかれました。そしてこれから約1ヶ月半寝泊りする4人部屋に案内をされました。そしてそこから船での生活が始まりました。私はアルバイト部屋に寝泊まりしていたので、よく正社員との違いや不満など話を聞く機会がありました。でも私はまだそこまで正職員とアルバイトの違いについて分からなかったので、発言は控えていました。しかし1週間もすると、その働き方の違いがよくわかるようになってきたのです。

初めに思ったのは、バイト部屋と正社員の部屋の違い。バイトは4人一部屋で、正社員は2人部屋というつくりでした。そこではじめにいいなあ、うらやましいなあという気持ちが芽生えてしまいました。でもアルバイトが多い時期だったので、仕方がないのかなと納得もできました。

それから仕事内容についてです。バイトの主な仕事は、お客様の乗船するときの、チケット、部屋の案内、またレセプションをみんなでこなしました。船が一旦動き出すと、バイトは主に清掃係、そして朝はラジオ体操のデモンストレーション、またマスコットキャラクターとの写真撮影などはバイトが中に入ってすべてをこなしていました。またプールの監視員の仕事も行いました。基本的に、船内を動き回って仕事をするのがバイト、そして正社員はレセプションにいてお客の対応や貸出業務を行っていました。

暑い炎天下の中、外で動き回ることはつらかったですが、それがバイトの仕事だから仕方ありませんよね。また正社員は涼しい部屋の中で事務業務なので良いなあとうらやましかったです。

でもアルバイトも理解で出来ているのです。正社員は責任が伴う仕事、そしてフェリーの顔となる人たちなのでお客様に失礼があってはいけません。そのためにバイトには務まるはずはないし、正社員でなければいけないということも。でもやっぱり仕事の差があると、不満も出てくるのです。アルバイト部屋でそのような不満を話すだけで、特には正社員との衝突はありませんでした。なぜなら正社員もアルバイトの大変さを知っていて休み事には気を使って下船後に遊びに連れて行ってくれたり、そのあたりの観光に行ったり。そのために私は正職員と仲良くしたいし、もっと正職員の仕事も理解できたらなと思いました。

実際に聞いてみると、やはり正職員の仕事は大変なものでした。なぜならやはり2泊3日も船に乗りっ放しだと、体調も悪い人が出てくるので、その対応もあります。またクレームが発生することもあります。時にはトラック運転手なども多いので、けんかなんてこともあるそうです。私たちがみえないところでそのようなことにも対処して、速やかに処理をされていたので、やはり正職員の人は凄いなあと感じました。また私にはできないとも感じました。

お客様から見ても慣れている人には、すぐにこの子はバイトだとか、この子は正職員だということがわかるそうです。やはり貫禄や接客マナーが異なるのでしょう。でもバイトは基本的に若い子も多く、お客様からもジュースの差し入れをいただいたり、いろいろな美味しい思いも出来て良かったかなと思う面もあります。またお客様との距離が近いこともいいなと思いました。その近いことでお客様の反応を感じることが出来て、自分の接客がどうか判断することが出来ましたから。私はアルバイトでしたが、正社員のことをうらやましいと思いましたが、やはりバイトの立場で働けて良かったと感じています。