生産ラインの社員から金属のアルバイトへ

私は大手自動車メーカーの下請けの会社に正社員として勤務していました。大手自動車メーカーの下請けの会社という事もあって大手企業に近い待遇で働いていました。給料もすごく良くて賞与も年2回ありました。有給休暇も年20日取得出来て組合がしっかりしていたので有給休暇を20日利用する事も出来ました。

仕事内容は自動車部品の生産ライン作業で同じ作業を繰り返していました。しかしラインスピードに合わせて作業をしなければいけませんでしたので、作業が多くて大変になってしまう事もかなりありました。そういう事が重なってくるとみんなイライラしてくるので大声を出して怒鳴る人もいました。そのため職場の空気が悪くなってすごく居心地が悪くなっていました。

私はラインに入って作業している平社員でしたが、ライン作業の全体を見ている班長がまたパワハラをする上司でした。気に入らない事があると理不尽に怒りだしたりして時には嫌な仕事を押し付けてわざと早く帰らせないようにもしました。しばらくは耐えてきましたが、だんだん精神的に参ってきて嫌になってしまいました。

大手自動車メーカーの下請けの会社なので給料などの待遇は良かったのですが、職場の居心地が悪く精神的に参ってしまうので会社に出勤するのが苦痛になっていました。それにある程度貯金も出来たので転職しようよ思って辞表を提出しました。この会社で働いていてすごく疲れたのでしばらく休養する事にしました。

半年ぐらい休養して精神的に落ち着いたのでアルバイトでもいいから久しぶりに働こうと思いました。それで金属工場のアルバイトを募集していたのでその工場でアルバイトをする事にしました。その金属工場は以前働いていた大手自動車メーカーの下請けの会社は比べ物にならないほど小さい工場で社員も10人ぐらいしかいませんでした。給料も以前の半分以下でしかも銀行振込ではなくて手渡しでした。給料など待遇の面では明らかにひどいものがありました。

しかし職場の居心地という点ではすごく良かったです。私は工場の掃除と加工した金属を取引業者に車で配達する仕事を任されました。工場を掃除している時は金属を加工している社員の人に声をかけてもらったりしてアットホームな雰囲気を感じました。また加工された金属を取引先の業者に配達する時も取引先の業者からごくろうさまと温かい言葉をかけてもらいました。職場の雰囲気がいいと仕事のモチベーションが上がってくるので毎日生き生きしていました。

昼休みは会社でお弁当の出前を取っていてみんなで和気あいあいと食事をします。その時にプライベートの話などをしてコミニケーションを取っていきました。コミニケーションを取る事によって社員との距離がだんだん縮まっていって仕事の相談も遠慮しないで出来るようになりました。

金属工場は土曜日、日曜日、祝日が休みで月1回職場の飲み会を開催してくれました。主に土曜日の夜に開催されていてみんなで楽しくお酒を飲んで交流を深めていきます。社員の方でハメを外し過ぎてしまう人もいてなかなか楽しい時間を過ごす事が出来ます。こういう時間を定期的の設けているからストレスが溜まらないで仕事にも身が入るのかなと感じました。

私は仕事を選ぶ時は給料や休みの日数など待遇面を主に重視していました。しかしこの2つの職場を経験した事によって大きな過ちだという事に気づきました。いくら待遇が良くても職場の雰囲気が悪いと常に緊張状態になってしまって精神的に参ってしまいます。そのため毎日会社に行くのも苦痛になってしました。職場の雰囲気がいいと社員と気軽にコミニケーション取れるし仕事のモチベーションも上がるのでやりがいを感じます。会社を選ぶ時は職場の雰囲気の方が大切だという事が分かりました。