飲食店からアパレル販売へ

私は高校、専門学校と通っている時には飲食店で働いてきました。しかし学校を卒業するにあたり違う職種で働いてみたいと思い、アパレル販売の道を選びました。飲食店で働いてきた中で接客が楽しいと思い、もっとお客様との接点を長く持てる販売をしたいと思ったのがきっかけでした。しかし飲食店での接客とアパレル販売での接客は大きな違いがありました。

まず1つめは、販売ではお客様のガードが固い事です。飲食店での接客だとオーダーを取ったり会話をするのが当たり前。しかし販売での場合、1人で買い物をしたい・話しかけられると買わないといけなくなる、など警戒心を持っているお客様か多くいました。そのために、言葉の掛け方や距離感がとても重要で洋服をオススメする前にお客様の距離を詰めないといけませんでした。また飲食店でメニューをオススメする時は、注文する事を前提にされているので比較的受け入れて貰いやすい傾向にありました。

しかし販売となれば違います。お客様の好みやニーズにあった物を探しているので本当に欲しい商品でないと購入しなかったり、気に入ったものであってもオススメしたコーディネートがイマイチだと洋服の印象も変わってしまいお客様の気持ちが離れる事も多くとても大変でした。お客様の気持ちを掴む事はとても大変でしたが、自分の提案した商品やコーディネートが受け入れてもらえ購入に繋がるととても嬉しかったです。これは飲食店での接客では味わえない経験でした。また会話も弾み、仲も深まれば自分との会話を楽しみに来店してくれたり濃い時間を作る事も出来ました。

2つめの違いは、時間の使い方の違いです。飲食店ではいかにスピーディにお客様を待たせないで席への案内や料理の提供を行うかでした。

しかし販売は違います。お客様を待たせないで、新しい商品をお持ちしなければいけないのは確かです。早くコーディネートの提案をする必要はありません。お客様のペースで商品を見てもらい、提案をする。長い場合には1時間近く1人のお客様に時間を使うなんて事もよくある話しです。また忙しく混みあった時間帯には、1人のスタッフで交互に声掛けをして1度に数人のお客様を接客する事も必要でした。そういった意味では、時間の使い方は飲食店で経験してきたものとは大きく違う点でした。

会社からの対応も違うところは多々ありました。飲食店では大人数のスタッフを雇っていたり、少ない回数しか働かない人も居たので心無しかどのスタッフも同じという感じでした。

しかし販売でのスタッフは、雇う人数は比較的少なめです。やはり多くの日数働かなければ商品の特徴やオススメ方法を掴めなかったり、固定のお客様を掴みにくいので必要最低数しかスタッフは居なかったので1人1人大事に対応してくれていたように思います。またお直し対応やB品商品が見つかった場合など、会社も連絡を取る機会も多かった事から店舗外のスタッフとのコミニュケーションを取る事はとても重要でした。

職を変えるまでは、販売はお客様とお話しし買い物してもらう楽しいイメージを持っていましたが実際はすごくお客様の距離があり、話しが弾むにも時間が入りました。オススメしても購入して貰えなかったりすれば、やはり気持ちも落ち込み笑顔で居るのも大変という時もありました。笑いたくないのに笑っていなければいけない、というのは意外とストレスが溜まる原因の一つになっていたと思います。転職を成功させるには、店舗などがある場合には通ってみてイメージをする事。1度だけでは、見えてこないものも多いと思いますので回数を重ねて観察する事です。しかし、自分の目で見て得られない場合には似た職種や同じ経験をしている人の話しを聞いて良い面悪い面共に受け入れる事だと思います。